「え、えとぉ…あたし付き合ったこともないし…あんたのこと好きになれるかわかんないし…」 由奈はもじもじしながら言った。 「じゃあ俺が由奈を好きにさせる。覚悟しとけよ」 ちゅっ 俺は由奈の唇に一瞬キスをした。 俺は決めた。 由奈に俺のことを好きにさせる。 由奈はりんごみたいに真っ赤に顔を染めていた。 やっぱ可愛いな。 「明日もちゃんと屋上こいよ、由奈ちゃん」 俺は会場に戻った。