好きなもんは好き。






「…じゃあ、今日はここまでにしようか、お疲れ様。」



「え、あ、もうこんな時間!?ありがとう一ノ瀬くん!」





いつの間にか時計は始めた頃から3時間進んだ時間を指していて、まじか…と白目になりかける。





あたしのバカ!3時間も付き合わせるなんてあたしのバカ!




なんでもっと早く気づかなかったのあたしのバカ!




バカだから教えてもらってるんだけど!!!





「一ノ瀬くんごめんね!こんな時間まで教えてもらっちゃって…」




「ふは、大丈夫だよ、俺が教えたくてこんな時間まで教えてたんだし、逆にここまで遅くなっちゃってごめんね?」






にっこり笑う一ノ瀬くんにもはや拝みたい。





おまわりさーん!ここに天使がいます!あたしの幼馴染に誰か見習わせてください!!




…っていうか今気づいたんだけど1つの机に向かい合った格好。





めちゃめちゃ近いのですが!!






集中っていうか、とりあえず解かなきゃって使命感で気づかなかったけど、





今意識すると恥ずかしい!





「じゃあ帰ろっか。」




「う、うん!そうだね!」





あたし多分今顔真っ赤だと思うんだけど大丈夫かな明日から…。






恭平以外に男子経験なくてごめんなさいね!!!





ほっとけ!!!!!((謎のキレ))