そんなこんなで、照ちゃんとその後もわいわいしていると、
「たっだいまー、って、げ。舞香。」
「『げ。』ってなんだ、『げ。』って。」
いつの間にか恭平が帰ってくる時間になってました☆
「恭平帰ってくるの早いね?」
「いや、お前が長居しすぎじゃね?」
いやー、ほらだって久しぶりに照ちゃんと話したからさ。
時間が経つのって本当早いよね☆
「舞香、ずっと照と話してたのか?」
「そうだよー。」
「安心して、恭平。余計なことは言ってないから。」
「当たり前だろ」
照ちゃんの言葉に即答する恭平に首を傾げる。
余計なことってなんだ?
…あ、あのヘタレさんのこと!?
「ヘタ…んぐっ…!!」
「あはは、舞香元気だねー、本当にー。あはは。」
ヘタレさんのことかと思って口に出しかけた途端、照ちゃんの手で口を塞がれた。
ちょ、なんでなんでなんで!!?
ていうか照ちゃん『あはは』とか言って全然声色笑ってないよ!
怖いよ!ふっつうに怖いよ!てかそろそろ苦しいかな!!
ギブアップを示すために照ちゃんの手をピチピチ叩くと、ようやく解放される。
だぁー!苦しかったー!!!


