「あたしの頭の中見ても面白くないと思うけど。」
「いや、絶対思考回路がおかしいって。」
おかしいまで言うか…、紫乃さん…。
「まあでもいいんじゃない?やっと面白くなってきた。舞香は舞香らしく過ごせ。」
紙パックのりんごジュースをストローで飲みながらニヤッと笑う紫乃。
え、なんで!?なんかちょっと紫乃怖いよ!?
「てかあたしらしくって何?!」
「えぇ〜?だから、舞香の過ごしたいように過ごせってこと。」
「…?あたしは今も過ごしたいように過ごしてますが。」
もはや理性より本能で動いてますが。まるで野生動物。
って女子高生だっつーの!!
「はぁ、だからそのまんまでいいのよ。周りが勝手に変わってくれるから。」
パチっとウインクして微笑む紫乃の美しさにあたし鼻血。
危なかった!あとちょっとで後ろに仰け反りすぎて椅子ごと倒れるところだった…!
紫乃の美しさ危険。
「…紫乃、美人すぎる!」
「え、ねえ舞香あたしの話聞いてた?」
え、だって紫乃の言ってることいまいちよくわかんなかったんだもん☆☆
とりあえず何も考えずに動けってことでしょ?余裕余裕!!


