そのまま中に入って、あたし専用と化しているクッションに、座ろう…と思ったんだけど、
少しクラッとして、恭平のベッドに腰掛ける。
「や、病み上がりに手すり飛び越えるのって余裕だけどキツイね…」
「まるっきり発言が矛盾してるのは突っ込んだほうがいいの?」
「スルーしてくれると助かる。」
なんて会話しながらばふっとベッドに倒れこむ。
あ〜、相変わらず恭平のベッドってフカフカでいいよね、気持ちいい〜!
「ベッド交換してほしい〜」
「いやいや無理だから、気に入ってるからそれ」
「あたしも気に入ってるぅ〜!!」
くるっと向きを変えて仰向けに寝転がると、見慣れた部屋が視界に広がる。
あぁ〜、知ってたけど恭平の部屋だわ〜。


