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いつの間にか眠ってた目をうゆっくり開けると、
ゆらゆら、揺れるカーテン。
フカフカ、というわけではないけどピンクのシーツが敷かれたベッド。
…え、どこここ?
まだはっきりしていない意識の中、とりあえず起き上がろうと上半身だけでも起こすと、
シャッと音を立ててカーテンが開く。
「…恭平!?」
「先生、舞香起きました。」
「あ、ほんと?じゃあこれから職員会議だから小篠さんが帰れそうなら送ってってもらっていいかしら?」
「そのつもりです。」
「ふふ、じゃあ、鍵は開けといていいからね。」
突然の状況に驚いてる中、恭平と先生との会話でここが保健室ってことを理解する。
あ、そういえば、あたし恭平にどこかに連れて行ってもらってる間に寝ちゃったんだった…。
そっか、恭平保健室に連れてきてくれたんだ…。
先生が出て行ったのを確認して、恭平が話しかけてくる。
「舞香、どうだ具合は?」
「あ、うん、さっきよりはだいぶ楽になったかも、ありがとう。」
少し、まだクラクラしてるけど、保健室に来る前と比べたら結構良くなった。
そうあたしが答えたタイミングで恭平が顔を近づけてくるから、びっくりして目を閉じる。
……なに!?
混乱しながら、戸惑っていると、不意に額に何かが触れて、そっと目を開ける。


