自分の席に静かに帰ろうとした時に、ふっと体の力が抜けてよろける。
おお…!?ふらついた!!?
「…舞香、大丈夫?」
「あ、なんかよろけただけ、なんでもない!!じゃあまた!!」
話を中断して、尋ねてきた恭平に必死で手を振って何もないですアピールをする。
いや、なんか本当によろけただけなんだけど、でも急に力が抜けたな…?
首を傾げながら、1番後ろの自分の席へたどり着いた途端、また頭を締め付けられるような痛みが走る。
うそ、でしょ…?な、なんか嫌な予感…。
さっきの寒気も、この頭の痛みも、どうやら考えすぎじゃない…みたい?
とりあえず立っているのが辛くて、座ったと同時に机に突っ伏した。
…その瞬間クラクラして気持ち悪くなる。
…これ、絶対に具合悪いよね…?


