「あー、頭痛い…」
どうやら普段悩まないのに、色々考えすぎたみたいで少し頭を締め付けられるような痛みが走る。
寝れなかったしね!仕方ないね!
考えたって仕方ない!なんとかなるだろ!
もう、どうにでもなれ!!
なんて若干自暴自棄になりながら、学校への道のりを1人で歩く。
「…幼なじみって、どうなんだろう。」
恋愛対象になんてずっと思っていなかったのに、いつの間にか恭平を好きになってた。
…でも、恭平はあたしのことどう思ってくれるんだろう。
幼なじみって、恋愛関係になれるのかな。
小さい頃からお互いを知りすぎていることが逆に不安になる。
恋人って言うよりもお互いの付き合いが長すぎて家族にしか見えないみたいな!?
何そのありがちな展開!!いやだ無理怖い!!!
ぶるっと寒気がして思わず両手で腕をさする。
って、あたしなんでこんなにネガティブ発想しかしてないんだ…?


