「香山さん、じゃなくて華って呼んでください。名前で呼ばれる方が慣れているので。」





「じゃあ、華ちゃんって呼ぶね!あたしも舞香でいいよ!!」





「舞香ちゃんですね、わかりました!」






「私は如月紫乃。紫乃、でいいわよ。」







「おお!紫乃ちゃんですね…!!」







そんなわけで華ちゃんと紫乃とあたしの3人で屋上で円になってお弁当を広げる。






とりあえずまだ少ししかないのに癒されまくりのあたし。






華ちゃん可愛すぎる!!ていうかいい子!!








「華ちゃん、さっきまで囲まれてたのに、どうしてここに来れたの…?」






「華、囲まれるのにも騒いでもらうのにも慣れてないというか得意ではないので…、少し逃げてきちゃいました…。」






質問すると、えへへ、というように少し眉を下げて答えてくれるから心臓にドキュン。






なんだこの子可愛すぎる。さっきからあたし何回この子に胸キュンしてるんだろう。






心臓が騒がしいわい!!!








「そこで、舞香ちゃんと紫乃ちゃんが歩いているのを見かけて、2人とも可愛くて美人さんだったのでお話ししてみたかったんです!なので後をつけて、声をかけちゃいました。」







え、2人とも可愛くて美人さんってなに…?紫乃は認めるけどあたしはないだろ…。







華ちゃんいい子だからあたしまでおまけしてくれたのかもしれない!!きっとそう!








んふふ、華ちゃん好き!!!単純って言わないでね!!