ていうか恭平に教えてもらう、ってあと1週間もあるんですが。






あの後教えてもらうってなかなか勇気いりますけどテストまであと1週間以上ありますからね。






でもさすがに今回まで悲惨な点数とかなんか無理だからね!







自分的にね!そっちの方が無理だから!!






気まずい空気なんて耐えてみせますよ!







子守唄みたいな穏やかな先生の声を聞きながら、ふん!と意気込む。







そして、チラッと眠そうな恭平の方を向いた。








「好きにさせれるんならさせてみなよ、恭平くん?」








本当に小さい小声だったのに、どうやら聞こえたらしい恭平は、








驚いたように目を見開いた後、少し目を細めて、







「上等だよ」





って、笑った。