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「っつーわけで。今日から勉強は俺が見るから。」
お願いだ。誰か通訳してくれ。
それが叶わないなら誰かコイツを殴ってくれ。
「なんっで!?!は!?意味不明なんですけど!!」
いやいやいや!一ノ瀬くんは!?
翌日の放課後、またも静かな教室に二人っきりになったのは一ノ瀬くんではなく、恭平。
昨日の今日でよくお前は普通に来れるよなって所も称えたいけど、
なんていうかもう慣れたよね!!
「安心しろ、優紀には俺から言っといたから。」
「そっかそっか、一ノ瀬くんには言ってくれたんだね…っておい!!!全力でおい!!!!!」
なるほどね〜☆って納得できるか!!
昨日もきちんとお別れできなかったことまだ謝れてないのに!!
クラス違くて図書当番被らないとあんまり会えないんだからね!!
思わず本気でツッコむと、恭平が少し眉間にしわを寄せる。
なんでちょっと不機嫌なの!!?


