「もう遅い時間だし送るよ。」
「いやいやいやいやいやいや!!」
誰かこの天使を止めて欲しい。
そこまでしてもらうのは本当に申し訳なさすぎるので…!!
「まだ明るいしぜんっぜん平気!あたしなんか狙うもの好きいないから!」
「小篠さん可愛いんだし、女の子なんだからダメだよ。」
社交辞令バンザーイ!!!
お世辞でも照れちゃうぞ☆
ほんと、照ちゃんに聞かせたい。
小悪魔兄弟め。
「小篠さん歩き通学?」
「そうだけど…。」
「じゃあ本当に送ってくよ、危ないし。」
ど、どうしよう…。意外に本気だ一ノ瀬くん…。
じゃあ素直に甘えようかな…。
「じゃあごめん、お願いします…」
「おっけー、じゃあ行こうか。」
笑う一ノ瀬くんに頷いて一緒に歩き出す。
天使すぎてもう感動が度を超えてきました。


