だけど、そんなあたしも、中三の夏。
恋をしてしまった。

相手は、ヤンキーのお兄ちゃんの友達。
だから、当然ヤンキー。
きっかけは、お兄ちゃんの友達のお泊まり会が何故かうちで行われたこと。
お兄ちゃんの友達っていっても、みんな男の子で、何故かあたしも参加していた。
そこで、出会った。
金髪が入り乱れる中で私とその城島アキト君が黒髪だった。
基本的にアキト君は、無口で女の子の話題も出ないし、黒髪ストレートの美男子系でもろ好みで一目惚れだった。
おまけに、喧嘩も強くてかっこいいし、硬派だし、すっごく好きになった。


でも、いくらヤンキーが相手でも、こんなあたしが告白なんてしたら、迷惑だろうし、嫌だろうなって思ったあたしはけついした。

それは、ヤンキーを辞めること。

暴走族の総長の友達であるリキに相談すると、
「族の総長はいくら何でもあれだぞ!
族はせめて引退しちまえ!」
と助言により、トップ2の竜二に総長の座を渡した。竜二はいい子だし任せられる。
んで、舎弟も解散させた。けど、何故かみんな親衛隊になってるしもう無視だけど。ってか、女の子は友達になった。まだ、遠慮がちだけど。
問題は凛太朗だった。
「姐さんが解散するんなら、俺は、姐さんを守ります!」
って、わけわかんないことを言ってくるし、結局勝手にしてもらうことにした。


そして、アキト君と同じヤンキー率100%の高校に入学した。
華の女子高生LIFEを送る為に