「姐さん!おはようございます!」
「だから、もう姐さんじゃねぇつってんだろーが」
ドス!
私は、朝霧京子。たった今、元舎弟の凛太朗をどついたところだ。
「あんたたちも、よく聞きな!今日から、あたしは、華の女子高生だ!だからもう、姐さんじゃねぇ!今日から、あたしのことは、朝霧さんか京子ちゃんってよべ!
わかったな!」
「ウッス!」

そう、今日から、華の女子高生である朝霧京子は、中学の三年間、数々の伝説を作った女として姐さんの愛称?で不良たちに崇められてきた。

伝説一、入学して間も無く、顔が可愛いからという理由で、三年のイケメンから呼び出され、ファンの子にリンチを受けるが倍返し

伝説二、可愛いという理由で近所の不良集団に絡まれるも倍返し

伝説三、この地方で最強と謳われる暴走族の総長に気に入られお友達に

伝説四、とある暴走族のヘッドをとある事情で倍返しし、暴走族の総長に就任

伝説五、超厳しくて有名な生徒指導のゴリ松をなぜか手駒に、、、


という、京子の最強伝説を知っているものはみなこう語る

「姐さん!最強ッス!是非舎弟にしてください!!」

そこで、倍返しにあったものたちは、みな舎弟になり、唯一凛太朗だけが、
「朝霧京子さん!好きです!付き合ってください」
と志願するも、
「いや、私男とか興味ないから!」
ときっぱりフられ
「じゃあ、舎弟にしてください!!」と漢気を見せるも「めんど!」とこっぴどく嫌がられるも何とか頼み込み舎弟に。

とまぁ、中三にして、なをとどろかせたのである。