重い足取りで、坂を上りきり、教室へ向かう。 今日は、楠本君ファンがいなかったな…。 楠本君もいなかった…。 頭に浮かんでくるのはやっぱり楠本君。 「…おはよ」 「えっ?!ま…愛華?ど…どうしたの!!?」 瑞穂が、私の姿を見て、驚いている。 「瑞穂…。私、振る…」 は?といったような顔をした瑞穂。 朝のHRをサボって、屋上まで連れてきてくれた。