「うっわー。混んでるねぇ…あっ!あそこ、前、開いてるよ!!」 私の腕をグイグイ引っ張って、前へと行く瑞穂。 ウッ…潰されそうー! でも私、身長低いから、前の方行かないと、見えないんだよね。 「あっ!ゆうだーい!頑張れっ」 そんな声が届いたのか、秋山君はこっちを向いてガッツポーズをしている。 いいねー、こういうの。 それに比べて、楠本君は、こっちを見て、ボーッとしている。 でも、文句は言えないよね。せっかく付き合えたんだし。