「先生っ留年フラグですっ‼︎」


あたしは口元をぴくぴくさせながら笑った。


「相性が悪かったぁー?!テストなんかに相性なんてねぇーんだよ‼︎ばか‼︎」



先生はあたしを一喝する。




あたしはうつむいて目をぎゅっとつむりながら時が過ぎ去るのを待つ。





あー…もう。

テストなんかなくなっちゃえばいいのに。




あたしは先生の机の上の参考書を睨みつけながらそう思った。