先生はまるで『自分から白状しろ。』と言わんばかりに何も言わない。
冷や汗が背中を滑った気がする。
「…」
あたしはにこりと先生に笑って見せた。
すると先生は何も言わずに眉間にしわを寄せながらにこりと笑い返した。
「あ…あははは。いやー…今回はテストさん?との相性がわるくてさぁ…」
あたしは頭の後ろをさすった。
「ほらっいつもより悪かったでしょっ?」
あたしはがははと笑う。
すると先生の目尻がピクピクし出した。
あたしは反射的に察知する。
これは…
ヤバい!
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