「しっ…失礼します‼︎」

「おう。」


あたしは先生の前に座った。



先生は眉間にしわを寄せながら笑う。


あたしは苦笑いを浮かべた。




きぃ…


先生が椅子を回して私の方に向いた。



そんな当たり前の事にもピクンと体が反応する。



先生は机の資料に目を落とした。


数秒すると。




机に頬杖をついてあたしの顔を除き込んだ。



「っ…」




そしてしんと静寂につつまれた。