「王子様は、4人兄妹の次男らしい。それでね、お父さんが有名なウェディング会社の社長なの。
お祖父さんは、会長なんだって!」
「ほぇー、それはまたすごいね~」
私は、感心したように呟いた。
「それだけじゃなくて、お母さんは有名な国会議員の愛娘なんだって!
しかも、国会議員の家系らしいよ」
「え、国会議員の家系って?」
「家族の男の人は、国会議員か政治関係者って……」
住む世界が違いすぎて、わけわからなくなった。
「要は、ものすごくお金持ちってこと?」
「ま、一言で言っちゃえばね!ね、本物の王子様みたいでしょ?」
話をする紗々ちゃんの瞳は、キラキラと輝いていた。


