*不機嫌な王子様*



そして、私と紗々ちゃんは教室に戻った。



「舞華、王子様のこともっと知りたい?」



「……え、知りたいけど」



突然の質問に少し驚いた。



「わかった。なら、紗々が知ってる王子のこと教えてあげる!」



噂とか、そんなのだよ。って、紗々ちゃんは付け加えた。



「あのね、王子様は本当の王子様かもしれないの」



「えっ?ちょっと待って。それ、どうゆうこと?」



紗々ちゃんの言ったことが理解できなかった。

天然なとこがあるから、しょうがないけど……。



「話を聞いてたらわかるよ!えっと、まず王子様の名前は、大路春馬っていうの。
名前からして、王子様みたいだよね?」



「はは、すごいね……」



私は、引き笑いをしてしまった。