*不機嫌な王子様*



何も考えないでただひたすら走る。


いつもは、ゆっくり歩く道のり。今日は、猛ダッシュで駆け抜けて行く。


パン屋の角を曲がって、ずっと真っ直ぐ行っていつもの信号を渡る。



「はあはぁ」



家を出てどれくらいか時間が経った。もうそろそろ学校に着く。

全速力で走ってるから、すごく疲れた。



「もうちょいー!」



学校が見えた。校門まで後30mくらいのとこまで来た。

走りながら腕時計を見たら、8時18分だった。



「よし、これなら間に合う!」



校門を通り、走るスピードを遅くして少し気を抜いた。

その直後に、私はズザッと転んだ。



「いったー」



膝を見る為に体操座りをした。そして、膝を見ると血がたくさん出ていた。