「本当、遥にバレるなんて…。一番バレちゃいけないのに。」



私に一番バレちゃいけないってどういうことだろう?

単に恥ずかしいって感じかな?



「遥には…遥にだけには…。俺は…。」


それから先は何も言わなかった。


最後の方も聞き取れなかったし、なんだったんだろう?



まぁとりあえず、弟に彼女なんて、応援しなきゃね!



「たいちゃん、頑張れー!!彼女大切にするんだよ!」



私はたいちゃんの部屋がある方を向いて叫んだ。



「遥!?もしかして、今の独り言聞いて…?」


「え?あ、バレた?」



慌てる弟を想像して、面白がる私であった(笑)