「たいちゃーん、年賀状届いてるよ!」


大量の年賀状の半分以上を父親が占め、残りの分の半分を弟が占めていた。

私宛ては3、4枚。

あとは母親宛てだ。



「あー…遥(ハルカ)、そこ置いといて。」



たいちゃんは私のことを呼び捨てで「遥」と呼ぶ。

たいちゃんがちっちゃいときは「はるちゃん」って、かわいかったのになぁ…。

いつの間にか身長も私を越しちゃって…。



ん?


ふとたいちゃん宛ての年賀状に目がいった。