カタオモイ。


「おい?!大丈夫か?美玲。」


結李が心配して声をかけてくれた。

あたしはいつのまにかボーっとしていたんだ。


「えっ?あぁ…大丈夫。探そっかな。」

「おぉ~!探せぇ~!めぐるぅ~↑↑♪」


結李はハイテンションになった。

あたしも楽しくてしかたがなかった。

きょろきょろと周りを見渡した。


いるといいな…

でもさっきからイヤな予感がするのはなんでだろう…?


「美玲ぃー。」

結李が口を開いた。

「なに~?」

「美玲のお目当ての人、いるといいな。」

「…そうだね。」


あたしの気持ちが結李に伝わっていたみたい。

結李ってすごいな~。