やる気はあるとしても、いざとなるとどうすればわからないアホな私。
まず、話しかけてみるか…
その時ちょうど祐美菜が通りかかった。
「あっ祐美――」
「何ッ!?」
!!?
祐美菜はすごい形相で睨んできた。
「いや…なんにもない…。」
「はあ!?なにもないのに話しかけてこないでよ!!」
祐美菜はそのまま行ってしまった。
取り残されたあたし…
きっと傍から見れば貧相だと思う。
この状況がよくわからない人もいると思う。
もしかしたら“可哀想だな”って思ってくれた人もいると思う。
そんな人がいてくれたならお礼が言いたいな。


