カタオモイ。


…暇だなぁ~。

何しようかなぁ~。

寝てろって言われてもさっき起きたばっかなのに起きていられるわけないじゃん。

ピアノかぁー。

めんどくさいなぁ。

やらないでおこう。


暇なあたしはしょうがなく寝ながら小説やアルバムを見ながら一日が過ぎていった。



夕方―――


ピーンポーン♪


おっ!


郁斗かなっ?♪


亜華音かなっ?♪



「はぁ~い♪」

「あっ!亜華音ですけどー。美玲さんに頼まれたので…」

「おっ!亜華音じゃん!ありがとね♪」

「美玲大丈夫かぁ??」

「あぁ~大丈夫だよ!あたし、いきなり肺炎とかマジでビックリしたからね?」

「自分もびっくりしたわ!」


亜華音は自分の事を『自分』と言う。

名前やあたしや私じゃなくて…

結構かっこいー♪


「んじゃっ!自分行くわ!」

「はぁ~い!ありがとぉー!あっ!亜華音!」

「ん?どした?」

「今日郁斗来るかもっ♪」

「マジで??!ちょっ!!お前っ!メールしろよ!!」

「ん?なんで?」

「報告!!」

「あぁ~!はい。わかったわ。じゃっ」

「おぉ!じゃっ!!」


そう言って亜華音は帰っていった。

亜華音!

感謝ッ!!