カタオモイ。


「俺のどっち?」

「郁斗は鈴の音が鳴ってる方」

「そっか!んじゃ開ける!」



郁斗はお土産を開けようとしてる。

けれどセロハンテープがキツくてなかなか開けられない。


「はがれねぇ…」

「ははっ。破っちゃえばいいじゃん♪」

「いや…がんばる…」


必死にセロハンテープのところから開けようとする郁斗。

別にそこから開けることないんじゃない?って思った。

どうせ包み紙なんて捨てるんだし…。


「やった!剥がれた!」


達成感をすごく感じてるだろうと思える郁斗。


「よかったねぇ…」


薄い反応するあたし。