カタオモイ。


「「んっ??」」


結李とあたしは声を揃えて言った。


「「あれ?誰もいなくね?」」



そう。

後ろを振り向いてもその人らしい人は誰もいない。


「お前の勘違いじゃねぇの?」


結李が言った。

すかさずあたしは返した。


「そんなことない!絶対誰かに触られたもん!」

「えぇ~…?」


そんな時、向こうの方で見慣れた姿の人がこっちを見て笑っていた。


「あっ!」

「どうした?」

「あぁ~!!」

「どうしたんだよ!!?」


はぁ~…。。。


「…あの人だ…。」


あたしはその人を指差した。

確信を持って言えた。


「えっ?どこだ?」


あたしの指をさした方向を見ると…