モラトリアム


沙織さんと出会って半年が経とうとしていた。

今日はクリスマス。
もちろんだが沙織さんと出掛ける事になっている。
プレゼントはとても可愛らしいブレスレットを購入した。
これをプレゼントして告白するつもりだ。

必ず上手く行くはず。

待ち合わせの場所、時計台の下。
10分前に僕は来た。
彼女は既に待ってたみたいだ。

早いね来るの。

敬太君に早く会いたかったんだ。

何だこの幸せは…。
こんな事が世の中にはあったのか…。
心の中で感動していた。

僕達は予約していたお店へと向かった。