「これが私の過去だよっ‥え!?」

優衣はいきなり驚いた。
それは仕方ない。
だって私がいきなり抱きついたんだもん。

「本当に辛かったんでしょ?怖かったんでしょ?頑張ったよ。優衣はすごく、すごく頑張ったよ。お疲れ様。」

私には優衣の気持ちがよく分かるから。
ずっと苦しくてでもなにも言えなくて、ただ時間が過ぎるだけで。
こんなに悲しいこと他にはないと思う。

「え、なんで…。私祈を利用してたんだよ?」

「ねぇじゃああの言葉も嘘?」

「あの言葉?」

「(Thanksalot.Iloveyou.)って優衣言ってくれたじゃん。あれも嘘?」

私は優衣の返答に全てを捧げよう。

すると…

優衣は首を振った。

「違うっ…それは違うっ。」

なんだ。なぁ~んだ。

「じゃあ、それなら全然いい。あの言葉が本当なら全然いい!」

「祈…。もう大好き!」

次は優衣が抱きしめてくれた。

私たちはこうやって友情を育んていくんだよね。