そのしばらくあと。

 レジスタンスの基地に、聖羅が七都を迎えにやってきていた。

 やがて日が暮れる。百合子に頼まれて、大シスターのお使いのついでに七都を迎えに来たのだった。

 どうしてわたしが、と思わないでもなかったが、うまく断れなくて結局こういうことになってしまった。

 七都は苦手だった。見ていると心を乱されるから。けれど何故七都のそばにいると心が騒ぐのか、その理由は誰よりも聖羅が知っているのだった。それは罪悪感だ。

 自分も人並みに、そういった感情を持っているのかと、聖羅は意外に思った。

「赤将軍を見たか?」

「ああ、見た。魔女じゃない、若い男だった」

 聖羅が足を止めた。

「魔女じゃないのか?」

「そうらしい、それで馬鹿なやつが七都に何か言ったらしい、さっき……」