「烏龍茶二つ下さい」
店員の顔すら見ずに言い放ち、紙コップに注がれた烏龍茶を待つ私。
だが、烏龍茶は出て来ない。
わずかに見えた店員の手が震えているのが見えた。
疑問に思い、店員の顔を見て今度は私の体が震えた。
「う、羽咲さん…っ」
「幻弥…!!」
ゴリラと動物園の名前がプリントされた制服と赤いサンバイザーを被った幻弥が売り子をしていやがったのだ。
「運命だ…っ!!」
「悪魔の悪戯…!!」
まさかの遭遇に幻弥は運命を感じ、私は悪運を感じた。
「何でこんな場所に…!!」
「土日だけバイトをしているんですよ」
「ぉう!?」
背後からの声に私は悲鳴を上げた。
この声は…!!
「乃薔薇ちゃん…!?」
勢い良く振り返れば、そこには着ぐるみのウサギちゃんがつぶらな瞳で私を見つめていた。
だが、私には分かる。
つぶらな瞳の奥に潜むドSの眼光が。
この愛らしいウサギの中身は確実にドS女王様だ。
「私が分かるなんてやはり愛の力ですね」
そう言い放ち、ウサギの頭部をスポンと取る乃薔薇ちゃん。
「取っちゃうの!?」
店員の顔すら見ずに言い放ち、紙コップに注がれた烏龍茶を待つ私。
だが、烏龍茶は出て来ない。
わずかに見えた店員の手が震えているのが見えた。
疑問に思い、店員の顔を見て今度は私の体が震えた。
「う、羽咲さん…っ」
「幻弥…!!」
ゴリラと動物園の名前がプリントされた制服と赤いサンバイザーを被った幻弥が売り子をしていやがったのだ。
「運命だ…っ!!」
「悪魔の悪戯…!!」
まさかの遭遇に幻弥は運命を感じ、私は悪運を感じた。
「何でこんな場所に…!!」
「土日だけバイトをしているんですよ」
「ぉう!?」
背後からの声に私は悲鳴を上げた。
この声は…!!
「乃薔薇ちゃん…!?」
勢い良く振り返れば、そこには着ぐるみのウサギちゃんがつぶらな瞳で私を見つめていた。
だが、私には分かる。
つぶらな瞳の奥に潜むドSの眼光が。
この愛らしいウサギの中身は確実にドS女王様だ。
「私が分かるなんてやはり愛の力ですね」
そう言い放ち、ウサギの頭部をスポンと取る乃薔薇ちゃん。
「取っちゃうの!?」
