彼氏は11才!?

あえて聞か無いけど怖いよ。
ドSの範囲越えてる。


「さっきの人達が直した冷房がまた壊れてつかないんだよ。君達は同じ会社の人ですよね?もう一度、直してくれませんか」

「え…」


マジでか。
冷房を壊すことは出来ても直すなんて出来無いよ。


「こっちです」


冷房を直させるべく、さっさと歩いて行く教師。

ここで逃げれば不自然極まり無い。



「行くしか無いよね…」

「どーすんだよ…」

「何とかなりますよ」

「ふ…ふふふ…」


追い詰められて喜んでいる幻弥の含み笑いをBGMに私達は教師の後に続いた。





そして連れて来られたのは2階の男子トイレ。

トイレにも冷房付いてんのかよ!!


「じゃあ、よろしく頼みます」



そう言い残し、教師は去ってしまった。

男子トイレに残された私達。


冷房が設置してあることにも驚いたが、この広さと装飾は何なんだ。


床は大理石、便器はピカピカ。
個室の扉には美しい白馬が描かれている。


私の高校なんて便器は薄汚れている上にアンモニア臭放ってるよ。
扉なんてエロい落書きだらけだよ。



「さすが名門小学校ですね。トイレの格まで違う」