彼氏は11才!?



うぁ…悪徳訪問販売に引っ掛かってるよ、この人。


それも空気清浄器で100万て…近所の電気屋に行けば1万くらいで売ってるよ。


少し哀れみの視線を向けた私の前に幻弥がズイ、と前に出た。



「安心して下さい。俺は訪問販売で200万の絵を買わされたことがある」




胸に手を当てて自慢げに言う幻弥。



何を安心しろって言うのさ。
私は幻弥の将来が不安でたまらないよ。



「はい」


幻弥の横に立っていた乃薔薇ちゃんがいきなり挙手をした。



「私は悪徳訪問販売員から500万ふんだくったことがあります」



「「ごひゃ…っ、ご、500万!?」」



幻弥同様、自慢げに言う乃薔薇ちゃんに思わず私と正宗の声が裏返った。

何をどうやったら500万もふんだくれるの?

相手は金をもぎ取るプロだよ。



「ハイ」



すかさず挙手をする紅ちゃんに激しく嫌な予感がする。



「僕は1000万支払わせたことがある」

「「マジで!!」」



乃薔薇ちゃんの倍…!!

もう犯罪のレベルじゃないか!!




「やりますね」

「相手を屈服させ、恐怖心を植え込むのがコツだ」