さっきまで普通に『羽咲さん』って呼んでただろうが。
明らかに今さっき思い付いたんだろ。
悪いけど突っ込んでやらないよ。
「紅ちゃんと来たの」
「デートですか。生意気ですね」
「俺もデートしたい…」
「断る。っていうか烏龍茶ちょうだいよ」
後ろに並ぶ人達の視線がさっきから痛いんだよ。
「はい、どうぞ。俺の奢りだよ」
「お前なんかに奢られるなんて不愉快だよ。はい、400円」
やたら高い烏龍茶の紙コップを掴み、その場から離れる私。
だが案の定、奴等は付いて来た。
仕事はどうした、と問いたいがコイツ等に常識や秩序という概念は無い。
無視して競歩のごとくスタスタ歩く私。
「…何でコイツ等が居るんだ?」
「バイトをしているからですよ」
「仕事に戻れ」
「心配しなくとも休憩を貰ってきた」
「心配なのはお前等の未来だ」
ちゃっかり休憩所の丸太椅子に座る双子の変質者。
「あら、お弁当ですか?」
「まさか羽咲さんの手作り!?」
「作ったのは僕だ。白雪は廃棄物しか作り出せない」
「失礼な!」
事実だけど真っ正面から言わないで欲しい。
切なくなる。
明らかに今さっき思い付いたんだろ。
悪いけど突っ込んでやらないよ。
「紅ちゃんと来たの」
「デートですか。生意気ですね」
「俺もデートしたい…」
「断る。っていうか烏龍茶ちょうだいよ」
後ろに並ぶ人達の視線がさっきから痛いんだよ。
「はい、どうぞ。俺の奢りだよ」
「お前なんかに奢られるなんて不愉快だよ。はい、400円」
やたら高い烏龍茶の紙コップを掴み、その場から離れる私。
だが案の定、奴等は付いて来た。
仕事はどうした、と問いたいがコイツ等に常識や秩序という概念は無い。
無視して競歩のごとくスタスタ歩く私。
「…何でコイツ等が居るんだ?」
「バイトをしているからですよ」
「仕事に戻れ」
「心配しなくとも休憩を貰ってきた」
「心配なのはお前等の未来だ」
ちゃっかり休憩所の丸太椅子に座る双子の変質者。
「あら、お弁当ですか?」
「まさか羽咲さんの手作り!?」
「作ったのは僕だ。白雪は廃棄物しか作り出せない」
「失礼な!」
事実だけど真っ正面から言わないで欲しい。
切なくなる。
