「かなり長い間、考え込んでたみたいだけど…どーかしたの?」 あれ、あたしなんか まずいこと聞いちゃったかな… 松村君はフッとさみしそうな顔をして、 「ちょっと、昔のことを思い出してた」 と。 そっかぁ。それならいいんだけど… あっ、言わなくちゃいけないことがあるんだった。