ふりむけ‼︎〜世界で一番の忘れ物〜



「あっ、亮くんっ!?」




もう亮くんは廊下を走っていて、聞こえてないみたい。




大丈夫だろうか。千夏だって親友だけど、亮くんだって大事な仲間だ。





きっと亮くんなら。あたしは、そう信じて待つしかなかった。