ふりむけ‼︎〜世界で一番の忘れ物〜



でも、千夏は大丈夫だろうか。




私にだって、理由がサッパリだ。




あれだけ一緒にいたのに、千夏のことならなんでも知っているつもりだったのに。





そんなあたしの心を察してくれたのか、




龍くんは手を強く握りながら




「大丈夫。大丈夫だよ。」




と言ってくれた。