「良かったら、わたっ」 慌てて自分の口を押さえる。 何また、変なこと口走ろうとしてんのよ。 「ははは!もうやめてよ…」 ほら、先生お腹抱えて笑っちゃってるじゃないの。 私のバカ。 「君のこと、好きになっちゃうから…」 「え、」 「ごめん。今の…無かった事に」 「なんでですか。」 急に口調がきつくなった私にびっくりした彼だが、すぐ私の問に答えてくれた。