それから、私はお見舞いに来る度に、キスをするようになった。 二回目は、願いをこめ。 十回目は、愛を込めた。 キスをしても、繰り返しても貴方は、起きなくて。 キスをする私が馬鹿らしくなって、泣きたくなって。 寂しくなって…。 九十九回目には絶望した。