キルアに謝らなくちゃ!!

あたしは廊下に出ると、キルアはもういなかった。


「どこに行ったの?」



あれから2時間。
キルアが家から居なくなって、あたしはずっとソファに座って帰って来るのを待っていた。


「寝ようかな・・・」

あたしは自分部屋に行こうとした時、廊下にキルアが下を俯いたまま立ってた。


「キ・・・ルア! どこに行ってた・・・の?」

あたしは声が出せなかった。
だって、キルアの服が血で汚れているから。


「・・・」


キルアは俯いたまま、あたしに近づいて来た。
そして、あたしの目の前に立つと顔を上げた。

「俺、もう寝るから。」


と言うと、リビングにあるソファに横たわった。