整理が俺には必要だった。

観点はこうだ。

一目ぼれの女がいる。


だが、そいつは敵で、俺に屈辱を味あわせた。

殺さないわけにはいかない。


「……お前、アイ・アルベルトだな」


「だったら、どうする……」

「殺してください、リアン様」


「……殺す。

だが、お前の巷で有名だ。

国の取引に使う材料にしてやるよ。」


「どういうことですか!?

この人形を生かす必要はないのでは?」


乱暴に女を足蹴にするタイア。


苦痛に顔をしかめるが、

俺を睨む敵。