バタバタと倒れる人間が増えていく。

焦るはブサイク隊長のみ。


俺の部下たちは女を地面に口づけさせた。

周りには部隊が並び、

俺と喧嘩を売った張本人の隊長が息をしていた。


「形成逆転だよな。…アイ隊長か?」



「…私としたことが…」


懐にある小銃を向け、

自然に外れる眼鏡の奥の震える瞳を見つめた。