目を閉じて風を感じる。 心地よい風。 微かに緑の匂いがした。 フカフカの草むらに、俺の身体は横たわる。 何故か、思い出す。 あの時の記憶。 長い間信じていた、真実の裏切り。 神様は、みんなに幸せを与えてくれないこと。 俺に与えられたのは、試練だけ。その先に何があるのかなんて、考えたことはない。 自分への…いや、神様への復讐。 これは、賭けなんだ。 神様に挑む謀。 あぁ、俺は無謀なことをしようとしている。 止めようがない欲望に、心。