キースは大事な物を守る側の人間だった。 まだ、詳しいことは知らないけれど…。 時々見せる、哀しい眼差しがそれを物語っていた。 自分の身を犠牲にして…立ち向かう馬鹿な奴。 俺と似ている。 しかし、それでいて非なるもの。 似ていても、違った。 彼の意思の強さには負ける。 俺には無理だよ。 目の前のことしか、考えられなくなる時がある。