声は主人から発されたが、それと同時に後ろから中年の男性が出てきた。 顔見知りではあった。 『マスター…?!』 リーフが意外そうに尋ねる。 今は、リーフと同じく昼休みをとっているのだろうか。 『リーフちゃんは席を外してくれるかい?』 主人は優しい表情で、リーフの頭を撫でた。 リーフは、俺のことを見つめてからチマチマと歩きだした。 『……仕事って何ですか?』