女社長社長と若社長の表の顔





最後に龍治は「食べ物を粗末にするなぁぁぁぁ」と怒鳴った
















「よかったの?」





二人残され暫く沈黙が続いた







先に口を開いたのは私だ




「あ?」


「性格バレちゃったじゃん」


「べつに、もう良いんだよ、よく考えたらなんで猫かぶってたのかわかんねーし」


「…へえ、ならいいけど………それさ」


私はトマトの潰れた跡がついた龍治のワイシャツを指差す





「それ私の責任なわけで落としてあげるからウチにきて。」


「…は?」


「服を扱ってる会社なんだからどの布をどうやって汚を落とすかぐらいわかるから」


「いや、それくらい俺だって…」



「だから私の責任だから私が落とすの。わかった?」