人形の妹と王子の兄


―――



「またあんたのせいで、

彼氏と別れることになったんだけど!」


「隼人くんの妹だからって調子に乗らないでよっ!」


長かった髪を引っ張られて、

言葉が見つからなくて、


「…ごめんなさいっ…ごめんなさい…」


とひたすらに謝った。

彼女たちの彼氏は知らないし、

先輩たちは少し怖くて接点なんてなかった。


「…先輩たち…どこに行くんですか…」