人形の妹と王子の兄


「…隼人くん…」


抱きしめてる俺の腕の中の

可憐の心臓の鼓動が聞こえた。

張り裂けそうなぐらいに心臓は五月蠅すぎだ。


「隼人くっ」

「ちょっとどっかの店に入るぜ」


俺の所為で

目立ちすぎて街道を抜け出すしかなかった。


丁度入った店は、

女物の小物売り屋で彼氏彼女に

溢れかえっていた。

可憐の好きそうなものがあって目をとられた。


「隼人くん…さっき…」